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ミノキシジル外用(塗り薬)の効果や副作用、使用についてご紹介します。

ミノキシジル外用とは

ミノキシジル外用(塗り薬)とは

ミノキシジル外用は"発毛"と"薄毛予防"、2つの効果が認められた頭皮に塗るお薬です。

『第一類医薬品』として薬局やドラッグストアでも購入できることから、「手軽にはじめられる薄毛のお薬」と言えるでしょう。

また男性の薄毛だけでなく女性の薄毛にも使用可能であり、FAGAなど女性特有の薄毛にも効果を発揮してくれます。

男性も女性も、薄毛が気になりだしたタイミングでまず使用していきたいのがミノキシジル外用になります。

ミノキシジル外用の効果

ミノキシジル外用は『ディープグロース効果』によって髪になる細胞のはたらきを活発にしたり、タンパク質の合成を促すことで発毛効果を発揮します。

AGA(男性型脱毛症)FAGA(女性型脱毛症)は、"毛包"が小さくなることで髪が十分に成長できず、そして抜けやすくなります。

ミノキシジル外用の効果

※画像:ヘアサイクルとミノキシジルの作用 from 大正製薬

薄毛が気になる箇所にミノキシジル外用を使用すれば、頭皮の血流を改善し小さくなった毛包をふたたび大きく育てます。

毛包がしっかりすることで抜けにくく丈夫な髪の成長が促され、さらに発毛効果まで期待できます。

ミノキシジル外用の有効性

ミノキシジル外用の薄毛への有効性は、臨床試験により認められています。

ミノキシジルの配合量は、男性と女性で異なります。

男女別ミノキシジル配合量
男性 5%
女性 1%

数日で髪の毛に変化が現れることはありませんが、男性で少なくとも4ヶ月の使用後、女性では6ヶ月の使用から、髪の毛に何かしらの変化が現れることが認められています。

男性への有効性

ミノキシジル外用の男性への有効性

※出典:ミノキシジル5%製剤の長期投与試験結果 from 大正製薬

ミノキシジル外用を6ヶ月以上続けて使用することで、90%以上の方の髪の毛に何かしらの改善が見られることがわかります。

また"著明改善"と"中等改善"は、24ヶ月の使用でその割合は高まっています。

より長く使い続けることで、さらに髪の毛の変化が期待できます。

女性への有効性

ミノキシジル外用6ヶ月の使用で、薄毛箇所1㎠あたりに次のような変化が見られています。

ミノキシジル外用の女性への有効性

※画像:6ヵ月使用後の毛髪増加数(1㎠あたり) from 大正製薬

毛髪の増加本数 15.15本
太い毛髪の増加本数 8.15本(0.04mm以上の毛髪)

ミノキシジル外用は女性の使用においても、髪の毛の密度を高めることがわかっています。

男性と同様に、使い続けることが大切になります。

ミノキシジル外用の副作用

ミノキシジル外用には、次のような副作用症状があります。

関係する部位と症状
皮膚 頭皮に発疹や発赤(赤くなる)・かゆみ・かぶれ・フケ・塗った箇所に熱感など
精神神経系 頭痛・気が遠くなる・めまい・からだのだるさ
循環器系 胸が痛くなる・心拍数が早くなる
代謝系 理由がわからない急激な体重増加・手や足のむくみ

人によってはミノキシジル外用を使いはじめ1ヶ月ほどで、"休止期脱毛"が見られることがあります。

いわゆる初期脱毛と呼ばれるもので、ヘアサイクルが休止期から成長期へと向かうことで新しい髪の成長に伴って古い髪が抜け落ちる現象です。

抜け毛が増えたように感じ驚かれることもありますが、新しい髪の成長が期待できる良い兆候ですので使用は継続してください。

この他にも使っていて気になる症状などがあれば、医師にご相談ください。

ミノキシジル外用の使用について

ミノキシジル外用の使用について

ミノキシジル外用は日本皮膚科学会が発表するAGAガイドラインでも、男女ともに発毛効果に対して高い水準での根拠があるとしています。

ただしきちんと使用できなければ、期待される効果も得ることはできません。

最大限に効果を引き出すためにも、ミノキシジル外用の正しい使い方をご紹介します。

正しい使い方

ミノキシジル外用といっても、製品がさまざまあります。

薬局、ドラッグストアなどでも購入できるリアップシリーズをはじめ、ジェネリックにあたる製品がいくつも登場しています。

またAGAクリニックによっては、オリジナルのミノキシジル外用薬を処方しているところも。

メーカーにより使い勝手が若干異なることはありますが、ミノキシジル外用の正しい使い方に関しては共通です。

1日に使用する目安

1日2回、朝・晩の使用。

1回あたりの使用量は1mlが目安になり、1日で2mlの使用となります。

そのため製品1本あたりの容量は、どれも60ml(1ヶ月分)。

ただしAGAクリニックでオリジナルのミノキシジル外用を処方されている場合、医師の指導に従ってご使用ください。

なかには日本皮膚科学会で推奨される"男性5%"・"女性1%"を超える高濃度の製品もあります。

そのため上記の使用目安ではないことがあります。

薬剤が直接塗れる環境を整える

ミノキシジル外用は髪の毛に塗っても意味がありません。

薄毛が気になる箇所と、その周囲の"頭皮に塗る"ことが大切です。

そのためミノキシジル外用を使用する前には必ず薄毛が気になる部分の髪をかき分け、薬剤が直接塗れる環境を整えてください。

頭皮に塗る

頭皮に塗る際は、薄毛箇所全体に1〜2cm間隔で塗っていきます。

1点に集中するのではなく、脱毛箇所にまんべんなく塗るのが◎

また薬剤が出てくるノズルには、メーカーによりいくつかの種類があります。

  • プラスチックのノズル
  • クッションラバーヘッド
  • スプレー(AGAクリニックのみ)
  • ロールオン(AGAクリニックのみ)

ミノキシジル外用は男性で少なくとも4ヶ月の使用後、女性は6ヶ月の使用から有効性が認められています。

長く使うだけに、使い心地を重視して選ぶのも良いでしょう。

塗った箇所を触らない

使用直後は、頭皮を触らないようにしてください。

乾く前に手で触ってしまうと、せっかく塗った薬剤が取れてしまいます。

頭皮が乾くまでに要する時間は約5分になり、もし急ぎの時はドライヤーで乾かすことも可能となっています。(「どれくらいで乾きますか?」大正製薬お客様119番室の回答)

必ずしも期待通りの効果が現れるかは保証されませんが、有効性から考えれば薄毛治療に取り入れてみる価値はあるはずです。

AGAやFAGAが進行する前に、ミノキシジル外用の使用を検討してみてください。

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