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産後の抜け毛について、原因と考えられる薄毛症状をご紹介します。

産後の抜け毛について

産後の抜け毛について

大きなライフイベントである出産。

子どもが生まれた喜びの一方、ママとなった女性の多くが悩むのが"抜け毛"です。

「急に髪が薄くなった…」

「抜け毛の量に驚き!」

髪の変化は、見た目の印象を大きく変えます。

特に「髪は女の命」と昔から言われるくらい、美しさを決める1つの基準にもなっています。

なぜ出産後に抜け毛が増えてしまうのか?

その理由と、産後の抜け毛で考えられる症状をお伝えします。

産後に抜け毛が増える3つの理由

睡眠不足、ストレス、疲労…

子育ては驚きの連続で、心身ともにクタクタでしょう。

そこに追い込みをかけるように、髪にも影響が。

変わりゆく見た目に、肩を落とすママさんも多いです。

まずは、産後に抜け毛を増やす理由をご紹介します。

ホルモンバランス

産後の抜け毛の原因1:ホルモンバランス

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。

この2つは妊娠によって増えていきます。

しかし出産後は、急激にその量が減ります。

人によっては、普段分泌される量すら下回ってしまうこともあります。

特にエストロゲンには、髪の健康に大きく関わりがあります。

不足すれば、抜け毛の理由にもなってきます。

エストロゲンの役割
  • 髪の成長期を保つ
  • 血流を促す
  • コラーゲンの合成

ヘアサイクル

産後の抜け毛の原因2:ヘアサイクル

ヘアサイクルとは、髪の生まれ変わりのサイクルのことです。

『成長期 → 退行期 → 休止期』を1サイクルとし、その期間はだいたい2〜6年となっています。

女性ホルモンが不足することで、成長期を保つことが難しくなります。

つまり十分に髪が成長できなくなるわけです。

するとハリやコシなどが失われ、弱った髪が抜け毛となって現れます。

栄養不足

産後の抜け毛の原因3:栄養不足

髪の成長は、からだの中でも特に盛んだと言われています。

なので髪には2つのことが大切になります。

「栄養をしっかり摂れているか」

「栄養が頭皮に送られているか」

ただ妊娠や出産は、からだとこころに大きな負担となります。

すると食欲がなくなったり、栄養のバランスが偏ってしまいがちになります。

必要な栄養を髪に与えることができなければ弱った髪の毛が増え、抜け毛の理由となります。

また女性ホルモンが減ることで頭皮への血流が悪くなることも。

髪の根元に十分な栄養を送ることができなくなり、活発な髪の成長をさまたげることにもつながります。

産後に起こりやすい抜け毛症状

出産後に起こりやすい抜け毛の症状として、以下の2つがあります。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症(産後脱毛症)は、出産から2〜3ヶ月以内に起こる脱毛症です。

抜け毛の増加によって髪全体のボリュームが減少したり、地肌が透けて見えるといった状態になります。

通常は産後6ヶ月ほどで髪は元に戻っていきます。

分娩後脱毛症の詳細

円形脱毛症

出産後の抜け毛の多くは分娩後脱毛症と言われています。

しかし人によっては、円形脱毛症を起こすことがあります。

産後のホルモンバランスの変化にくわえ、育児による疲労、出産のストレスなどが引き金になります。

さらにアトピー素因をもっている方は、円形脱毛症になりやすいというデータもあります。

円形脱毛症の詳細

産後の抜け毛にお悩みの方へ

産後の抜け毛にお悩みの方へ

子どものことで手一杯の時期に、急な抜け毛。

驚くママも多いはずです。

ただ出産した人の多くが経験することであり、決して「自分だけ…」と悲観することはありません。

産後の抜け毛は、時間とともに回復することがほとんどです。

抜け毛がさらにストレスとならないためにも、「産後の抜け毛は誰にでも起こるもの」と割り切ることも大切です。

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